学校で無駄なごみを減らすには、手書きを紙と鉛筆から電子化したり、分別意識を高めることがポイントになります。環境対策は一般家庭だけでなく、学校においても重要な課題となりつつあるので、ゴミ最小化に努めたりリサイクルに取り組むことが必要だといえます。何ができるか考えることも大切ですが、まずは身の回りに目を向けて、手の届く範囲でエコ対策を始めるのが良いでしょう。
教育面で重要になってくるのは、年間でどれだけの廃棄物が発生しているか、そしてそれによってどういう問題が起こるか理解することです。燃えるいわゆる可燃ごみの発生量も大事ですが、燃やして処分できない不燃ごみの方が長期的に見て課題となります。純粋な発生量は前者の方が約30倍多いものの、不燃ごみは再資源化、つまりリサイクルが難しいのがネックです。
可燃ごみの学校でできる環境対策としては、リサイクルできるものとそうでないものを、しっかりと分別することが挙げられます。これはエコ対策の意識向上に繋がりますし、ゴミ最小化のインセンティブにもなります。ごみそのもの、廃棄物の発生を減らす意識も高まりますから、学校で廃棄物の分別に取り組むのはごみを減らす上で有効です。
一方の不燃ごみについても、分別を徹底して行うことが重要ですが、その前に捨てる量を抑えることも肝心です。直して使えるものは修理する、転用できるなら他の使いみちに活かすなどの工夫もポイントです。日常生活だと買い物時のビニール袋、過剰な包装がごみを増やす要因になりますが、学校では食事を残さないのが効果的です。
残飯が発生すると廃棄物が増えますし、調理員さんの仕事も増加して手間が掛かります。勿論、作りすぎないことが前提ですが、生徒1人1人の意識がゴミ最小化に繋がってきます。使える資源は再利用する、それはリユースの観点から重要性が高いです。
使わなくなったプリントの裏は、白紙だと捨てるのは勿体ないので、何か他の用途に使うのが正解です。不要でも誰かが必要とするものであれば、譲ることで簡単にエコ対策が実現します。
リサイクルは資源を再利用できるようにしたり、再生品を選んで環境対策をすることを意味します。各種の資源、特にプラスチックや紙は再利用しやすいですから、正しく分別して資源回収に出したいところです。学校で取り組める環境対策の1つ1つは小さいですが、その地道な取り組みがごみを減らし、やがて環境を守る力になります。